黒曜石ミュージアム

2023.3.25|お知らせ

黒耀石のふるさと 鷹山
星のようにキラキラと輝く美しい黒耀石。

鷹山にある黒耀石の原産地を、いつの頃からか、人々は星糞峠と呼ぶようになりました。
割れ口が鋭く加工しやすい黒耀石は、およそ3万年もの間、石器の材料として利用されてきました。

産地の限られる責重な黒耀石をもとめて、この鷹山の地にはたくさんの人々が集まり、星糞峠からそのふもとの一帯には、黒耀石の流通に関係した、大きな遺跡がいくつも残されています。
全国各地へと、遠い道のりを持ち運ばれていった黒耀石。
この地は、まさに、その「ふるさと」なのです。

黒耀石原産地鷹山遺跡群・星糞峠黒耀石鉱山
およそ87万年前の噴火でできた星糞峠の黒耀石。旧石器時代には、そのふもとに石器工場のような遺跡が、縄文時代には、峠の付近で黒耀石を掘り出した鉱山のような大規模な遺跡が残されました。

黒耀石体験ミュージアムは、長野県の霧ヶ峰高原東北端に位置する、国史跡・星糞峠(ほしくそとうげ)黒曜石原産地遺跡の麓にある体験型博物館です。 
発掘調査の最新の調査成果を、実際の石器・アニメーション・模型などから分かりやすく知ることができるだけではなく、石器づくりなどを実際に体験することができます。